ここをキャンプ地とする!!【キャンプ漫画オススメ5選】
こんにちは、キャンプ歴5年のまよまよです!
自然の中で一晩を過ごすという、あの特別な時間。
今回はそんな「キャンプの楽しさ」
Highlights
- 『ゆるキャン△』:キャンプブームの火付け役
- 『ふたりソロキャンプ』:ソロキャンプの魅力に迫る
- 『山と食欲と私』:山×アウトドア飯
- 『焼いてるふたり』:BBQ特化漫画!
- 『もふっとキャンプ』:動物による癒しキャンプ
1. ゆるキャン△(あfろ)

アニメ化、ドラマ化と、躍進が止まらないキャンプ漫画の先駆け的存在の『ゆるキャン△』。
山梨県を舞台に、ソロキャンプ好きの女子高生・志摩リンと、アウトドア初心者の各務原なでしこが出会い、ゆるやかにキャンプを楽しむ物語。やがて“野外活動サークル”のメンバーたちも加わり、四季折々の自然の中で、のんびりとしたアウトドアライフを満喫していきます。
1. 丁寧なキャンプ描写
『ゆるキャン△』はテントの張り方、キャンプ飯の作り方、道具の紹介など、実用的な情報が満載。読みながら「今すぐキャンプに行きたい!」と思わせてくれるリアルさがあります。キャンプ未経験、キャンプを始めてみたいと思っている方も作品を楽しむことができます。
2. ほっこりする日常と友情
キャラクターたちのかけ合いは温かく、読んでいると心がほぐれていきます。キャンプを通して少しずつ距離が縮まっていく彼女たちの関係性に癒される読者も多いはず。それぞれの性格や個性も丁寧に描かれており、日常系漫画が好みの方にも刺さる1作です。
3. 絶景と季節の描写
キャンプの魅力の1つである自然! 富士山、湖畔、星空――日本の自然の美しさが緻密に描かれています。静けさと清々しさに満ちた風景は、ページをめくるたびに心が洗われるようです。
日常に寄り添う、キャンプのリアルな幸福感が上手く表現され、やっぱり外せない『ゆるキャン△』。この漫画は、「特別じゃない、だけどとびきり幸せな時間」をキャンプを通じて描きます。
たとえば第1巻で、志摩リンが一人、
また、野クル(野外活動サークル)のメンバーたちが、
読むと間違いなくキャンプに行きたくなります。そして時々「水曜どうでしょう」のネタが散りばめられているのも注目ポイント。アニメ版では水曜どうでしょうの名物ディレクター2人が声優としてゲスト出演しています。
2. ふたりソロキャンプ

キャンプブームが広がる中、注目を集めた作品のひとつが漫画『ふたりソロキャンプ』です。タイトルの矛盾にも見える「ふたり」と「ソロ」が同居するこの作品は、アウトドアの魅力と、人との距離感に悩む大人のリアルな心情を描いた異色のキャンプ漫画です。
主人公・樹乃倉厳(きのくら いわお)は、ひとりでキャンプを楽しむことにこだわる“ソロキャンパー”。彼は「ソロキャンプに他人は不要」という信念を持ち、他者との関わりを避けて生きてきました。そんな厳の前に現れたのが、キャンプ初心者の女子大生・草野雫(くさの しずく)。勢いと情熱で「弟子にしてください!」と食い下がる雫に根負けし、「ふたりでソロキャンプ」という奇妙な関係が始まります。
年齢も価値観もまったく違うふたりの関係は、時にぶつかりながらも、キャンプを通して少しずつ変化していきます。
1. 本格的なキャンプ描写
焚き火の起こし方、道具選び、ソロならではの工夫、自然との付き合い方――キャンプ経験者もうなるほど、ディテールへのこだわりが詰まっています。初心者にも役立つ知識が多く、キャンプ入門書としても読める内容です。
2. 不器用なふたりの関係性
無骨な中年男とポジティブな女子大生というミスマッチなコンビが、少しずつ心を通わせていく過程が秀逸です。恋愛要素は控えめながらも、心の壁がほどけていく描写はじんわりと胸に沁みます。
3. “孤独”と“つながり”の間で揺れるドラマ
「誰かと一緒にいることで、自分らしさを失ってしまうのではないか」という主人公の葛藤は、現代を生きる多くの人の心にも通じるテーマ。キャンプという“ひとりの時間”を尊重しつつ、他者と関わる意味を丁寧に描いています。
『ふたりソロキャンプ』は、「ひとりでもいい。でも、ふたりでも悪くない」――そんな気づきをくれる一冊です。ソロキャンプという静かな営みの中に、人と人との確かな温度が感じられる作品。静かに心を満たしてくれるキャンプ漫画を、ぜひ体感してみてください。
3. 山と食欲と私

『山と食欲と私』は、ソロ登山がテーマですが、
主人公・日々野鮎美(27歳)は、会社勤めをしながら休日にひとりで山に登る“単独登山女子”。登山の目的はただ一つ――山頂で自分だけのご褒美ごはんを味わうこと。
コンビニ食材で作る“即席おにぎらず”、冷たい水で仕上げる“冷やし山かけうどん”、山頂で味わう“ジューシーハンバーグ定食”など、彼女の山ごはんはシンプルで実践的、そしてとにかく美味しそう!
特に印象的なのが、日々野鮎美が、「山頂で食べる、たった一個のおにぎりが、
さらに、山道具や軽量グッズの選び方にもリアリティがあり、登山もキャンプも「自分の体力に合わせた無理のない楽しみ方」
「仕事に疲れた」「都会の喧騒を離れて癒されたい」「とにかく美味しそうなアウトドアグルメが見たい!」そんな欲求をすべて満たしてくれるのが、漫画『山と食欲と私』です。山に登って食べる、ただそれだけなのに、なぜこんなに心が満たされるのか――その理由に迫ります。
1. 山のリアルな描写と初心者にもやさしい登山情報
物語には、実在する日本の山々(高尾山、丹沢、大山など)が登場。登山ルートや装備、注意点などの情報も自然に盛り込まれており、「登山ってちょっと難しそう…」という人にもハードルを下げてくれます。
2. 食欲を刺激する「山ごはん」描写
ごはんを炊いて、焼いて、煮て、混ぜる。素材はシンプルだけど、ロケーションが加わるだけで格別の味に!読者の食欲と「山に行きたい欲」を同時に掻き立てるレシピの数々は、真似したくなるものばかり。
3. 自分らしく生きる主人公に共感
鮎美は、誰かとつるむわけでもなく、流行に流されることもない“我が道を行く系”女子。孤独を恐れず、自分の好きなものにまっすぐな姿勢は、多くの働く女性やソロ志向の読者の共感を呼んでいます。
◆読み進めるうちに気づく、豊かな人間関係
基本的にはソロ活動が中心ですが、山で出会った人々や職場の同僚との関係性もじわじわと描かれていきます。人との距離感や気遣いが自然で、読み手にあたたかさを与えてくれるのもこの作品の魅力です。
4. 焼いてるふたり

恋と肉がじゅわっと焼ける!――『焼いてるふたり』の魅力とは?
炭火のはぜる音、肉が焼ける香ばしい匂い、そしてちょっと不器用な大人の恋。そんな“うまい”が詰まったラブコメ漫画が『焼いてるふたり』です。
キャンプ漫画というよりはアウトドア特化の料理漫画!料理×恋愛という組み合わせは数あれど、「炭火焼き」をここまで丁寧に描いた作品は他にありません。
マッチングアプリで知り合った“肉好き”の男女、会社員・大井勝と料理上手な山口千尋。お互い少し不器用で慎重な性格ながら、結婚を前提に「週末だけ一緒に過ごす」という関係を築くことに。
週末のメインイベントは――炭火で焼くアウトドアごはん!
極上の肉料理と、少しずつ距離が縮まっていくふたりの関係。焼いて、食べて、語って、そして時々すれ違って……「食」と「恋」がじんわり交わる、大人の週末グルメ・ラブストーリーです。
1. 炭火焼きグルメが本気すぎる!
炭の起こし方から、網の使い分け、焼き加減の妙までとにかく本格的!登場する肉料理も牛、豚、鶏だけでなく、ラムやジビエまで幅広く、「アウトドア焼肉ってここまで奥が深いの!?」と唸らされます。グルメ漫画としての読み応えも抜群です。
2. 丁寧に進む“大人の恋愛”に共感
お互いに過去の恋愛で傷ついた経験があり、慎重に距離を縮めていくふたり。派手な展開は少ないけれど、その分リアルで静かなときめきが積み重なっていく描写がとても心地よいです。
3. 週末婚ならではの距離感が新鮮
平日は別々に暮らし、週末だけ会うという設定だからこそ、ふたりのやり取りや、時間の使い方、すれ違いの切なさも絶妙。「一緒にいる幸せ」と「離れている自由」のバランスが現代的なライフスタイルにも重なります。
『焼いてるふたり』は、静かな熱を持った作品です。恋も食も、焦らず、じっくりと焼き上げる――そんな“しあわせの形”を、読者それぞれのペースで味わってみてください。
5.もふっとキャンプ

普段は都会で働く動物たちが癒しを求めてキャンプをするというコンセプトの『もふっとキャンプ』
動物たちが家に住み、服を着て生活する。クマもライオンも慎ましく、真面目に仕事をして暮らしている世界。都会でサラリーマンをしている熊井が、日頃のストレスから解放され、輝けるのがキャンプ場。モフモフな動物たちが繰り広げる、都会の日常と自然、どちらも満喫できちゃうキャンプマンガとなっています。
熊の熊井や猫の猫田がそれぞれの動物としての個性を描きながらキャンプを楽しむ姿は癒しそのもので、本能的な一面と理性的な一面が垣間見えることで独自の世界観に引き込みます。
ポップでキュートな動物たちのキャンプをご堪能してみてください!
【まとめ】焚き火のパチパチ音が、聞こえてくる。
キャンプは、火を囲みながら、何もしない時間を楽しむ贅沢です。今回紹介した漫画たちは、そんな**「贅沢な無為の時間」**
次のキャンプの前に、ぜひ読んでみてください。きっと、焚き火の音が聞こえてきます。
[1]あfろ 、『ゆるキャン△』、 芳文社、まんがタイムKRコミックス
[2]出端祐大 、『ふたりソロキャンプ』、講談社、イブニングKC
[3]信濃川日出雄、『山と食欲と私』、新潮社、バンチコミックス
[4]ハナツカシオリ、『焼いてるふたり』、講談社、モーニングKC
[5]佐倉イサミ、『もふっとキャンプ』、トゥーヴァージンズ、「路草/みちくさ」