令和の今読みたい!高橋留美子作品特集だっちゃ!
時代を超えて愛される「るーみっくワールド」
1980年代のデビュー以来、
SFギャグ、ラブコメ、人情ドラマ、妖怪ファンタジー――
彼女の作品には、一見バカバカしいようで、
ここでは、その代表作を通じて“るーみっくワールド”
Highlights
『うる星やつら』――ラムちゃんの魅力が炸裂! 愛されギャグの原点
Version 1.0.0

浮気性の高校生・諸星あたると、
最大の魅力は、何と言ってもラムちゃんの存在。
ただのギャグでは終わらず、あたるの不器用な優しさや、
全体的にテンポが良く、
2024年にアニメ化され、改めて作品の完成度の高さが話題になっています。
それにしてもラムちゃんかわええ!
『めぞん一刻』―― 大人の恋愛と人生の機微が詰まった珠玉の人間ドラマ

舞台は古びた下宿「一刻館」。そこに住む浪人生・五代裕作と、
五代の不器用さ、響子の未練、周囲の住人たちの騒がしさ――
特に、響子の“亡き夫への想い”
誰しもが共感できる“人生のもどかしさ”と“ほんの少しの希望”
『らんま1/2』――常識をぶっ壊す!格闘×変身× ラブのカオスコメディ

水をかぶると女に、湯をかぶると男に戻る体質になった少年・
この作品のすごさは、“性別”
格闘シーンの爽快さと、恋の三角・
「愛ってなに?性別ってなんだ?」という問いを、
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『犬夜叉』――妖怪と人間、 過去と現代が交錯する和風ファンタジーの金字塔

15歳の女子高生・かごめが、戦国時代へタイムスリップし、
この作品では、圧倒的なスケールで描かれる戦いと、
特に注目すべきは、犬夜叉・かごめ・桔梗の三角関係。
少年漫画の熱さと、少女漫画の繊細さが共存する、
「守りたいものがある」という感情の強さに、
『境界のRINNE』『MAO』――現代の“るーみっく” に宿る軽やかな死生観

『RINNE』では、死神の少年・六道りんねと、
ギャグベースでありながら、

一方『MAO』は、呪いと宿命を背負った少年・摩緒と、
高橋留美子が描く“死”はいつも優しくて、ちょっと笑える。
高橋留美子作品が、なぜ今も心を打つのか
どの作品にも共通するのは、「
そして、人の欠点を否定せず、笑いに変え、
高橋作品は、“人間を描く”ことに長けています。それが、
初心者はどれから読む?ジャンル別・おすすめガイド
- ドタバタギャグ×恋愛の楽しさを味わいたい人には →『うる星やつら』『らんま1/2』
- じっくり恋愛と人生に浸りたい人には →『めぞん一刻』
- 冒険とドラマを楽しみたい人には →『犬夜叉』
- ライトな死生観と不思議世界を感じたい人には →『境界のRINNE』『MAO』
どんな作品から読んでも、そのページをめくるたび、
高橋留美子の物語は、いつだって「読む人の人生」
[1]高橋留美子、『うる星やつら』、小学館、少年サンデーコミックス
[2]高橋留美子、『めぞん一刻』、小学館、ビッグコミックス
[3]高橋留美子、『らんま1/2』、小学館、少年サンデーコミックス
[4]高橋留美子、『犬夜叉』、小学館、少年サンデーコミックス
[5]高橋留美子、『境界のRINNE』、小学館、少年サンデーコミックス
[6]高橋留美子、『MAO』、小学館、少年サンデーコミックス