ポプテピピックの「ボブネミミッミ」を作ったAC部の作品は結構Youtubeで楽しめる

Youtubeで楽しめる、ボブネミミッミのAC部作品(ポプテピピック)

2018年、および2022年にアニメ界を騒がせたポプテピピック。
その中でも、特に異彩を放っていたのが、AC部の作品でした。

そんなAC部の作品、Youtubeで公式動画としてアップロードされているものがあります。
そしてそれらがしっかりぶっ飛んでいますので、ぜひご覧ください。

Youtubeで見られる、AC部の作品

だいたい発表された年代別で並べています。

ショッキングブラック(ザマギ、2003年)

20年以上前の作品。
なんとなく絵柄が現在と異なる気がしますが、大まかな雰囲気は変わっていませんね。
なぜか歌と合っている気がします。

マジカルDEATH(ザマギ、2004年)

わけのわからない湿布のCMのような作品。
音楽のリズミに合った場面も多く、視覚的にもグルーブ感を感じられる不思議な映像ドラッグです。

It’s So Good Now (い・そ・ぐ・な)(ザマギ、2005年)

70・80年代のアニメのような雰囲気の作品。
なぜか何度も振り返る女性が印象的。

東京オンリーピック「『和卓球』Watakkyu」ダイジェスト版 (2008)

2008年に公開、架空のスポーツ競技を題材にしたオムニバス映画作品。
15組が参加し、その中の一組がAC部。
そのダイジェスト版がYoutubeで公開されています。

THERAPY(group_inou、2010年)

絵本にまでなり、今でも活躍する「イルカのイルカくん」が登場する有名作。
MVはAC部なのでパンチがすごいすごいのですが、そもそもgroup_inouの歌詞もかなり難解で訳が分からないので、奇跡的に動画とこの上なくマッチしています。
AC部の知名度をかなり上げることになった作品と言えるでしょう。

group_inouの公式ショップで「イルカのイルカくん」グッズは時々販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

GAL男宣言(ポリスマン、2011年)

ドラゴンボールのネタがわかりやすいので、海外の視聴者からなぜか鳥山明先生関連のコメントが多い作品。
カラー漫画のような画風と、謎の勢いが楽曲にも合っているのが不思議です。
お母さんがブランカになるのが素敵。

HEART (single mix)(group_inou、2011年)

数十年前のドラマのような雰囲気から始まるMV。
しっかりとした(理解がしやすい)ストーリーがあり、考えるものがある。

2017年の「ル〜テまんがまつり」では、関連する動画が発表されていた模様。

Jii Lighterシリーズ(2012年)

ツッコミどころ満載の、ライターCM。
しっかり耳に残るし、なんだか一つ欲しくなるので、CMとしては大成功なのではないでしょうか。
コメント欄にも、英語で「一つ欲しい」との声あり。

Jiiは1937年創業のライターの会社、株式会社ライテックの商品で、現在は動画の商品は販売されていないものの、改良版の5代目はかなり最近まで売られていたみたいです。
最新版は探せば今も手に入るかも。

未来のライター Jii!Jii!Jii!

Jiiールドカップだ Jii!Jii! Jii!

ORIENTATION(group_inou、2012年)

実映像を多く取り入れた作品。
映像の意味は難解だが、登場人物の動きがリズムを刻んでいるので、音楽とのマッチングは抜群です。
爆発しがち。

ナタリー(さよならポニーテール、2012年)

きれいなAC部。
(だいたい)80年代のレトロアニメの雰囲気でメンバーが描かれています。
色々な80年代アニメの世界が描かれていて、観ていて飽きない可愛らしいMVです。

無料家計簿アプリ!「節約カネ子」PV/AC部 (2014年)


可愛らしい絵柄で始まる、節約アプリのCM。
しかし、すぐにいつものカオスな世界が広がります。
それでも比較的控えめか。

そりゃそうよ(DJやついいちろう feat.tofubeats、2014年)

一昔前の少年漫画の雰囲気で描かれ、勢いで突き進むMV。
ルノアール兄弟 先生の漫画がもとになっているとのことですが、元の漫画は2024年現在見つけられませんでした。

高速紙芝居「安全運転のしおり」(2014)

AC部のおはこ、高速紙芝居シリーズ。
ヘルシェイク矢野よりも前の作品(と思われます)。
上下左右に移動するスケッチブックに、途中から着地点を見失うストーリー。とても良い作品ですね。

SUSHI食べたい feat.ソイソース(ORANGE RANGE、2015年)

今の30代の日本人は若い頃に必ず聞いていたであろう、ORANGERANGEのMV。
レトロ感あふれる雰囲気の中、ツッコミどころ満載の場面が続き、なんとなくずっと見てしまうAC部らしい作品です。

鳩に困ったら雨宮(雨宮、2015年)

愛知県のヤバいCMとして有名だった、実際にローカルTVで放送されたCM作品。
テレビ番組をはじめとする各種メディアで取り上げられたので、大成功のCMと言えるでしょう。
観ていて不安になるような、まともな会社なのか疑問が残るような雰囲気がたまりません。

TOHYO都(東京都選挙管理委員会、2016年5月)


(動画は報道会社のアカウントのもの)

東京都の選挙管理委員会による投票促進のための動画。
当時、話題になると同時に内容に関する批判があり、非公開となってしまいました。
しかしながら、再生数はかなり回ったので、宣伝としては成功だったのかもしれません。

TENDON(味噌汁’s、2016年)

比較的アクが少なめのAC部が関わったMV。
可愛らしい手書きのメンバーが登場する。
天国へ昇っていくストーリーは観ていてワクワクする内容です。
AC部が得意なあえて下手で不気味な登場人物はほぼいませんが、魅力的な作品です。

CATCH(group_inou、2016年)

group_inouの楽曲のMV。
子供向けの雑誌を思い出させるような画風が印象的。
動物の内側に人間を描いちゃおう、という思い切りの良さが斬新すぎます。
そしてなぜかかっこいい。

トリvsブタ ぶっとびピザバトル(ドミノ・ピザ WebCM、2017年)

ドミノピザのCM。
カオスではありますが、しっかりCMしているので、比較的抑えめな作品と言えるかもしれません。

美少女OLハヤキューティー (Hayakyu, 2017)


現在はサービスを終了してしまった、BtoB向けの給与前払いサービスの宣伝アニメーション。
結構しっかりサービスの説明はしていますが、絵柄はかなり攻めています。

公式アカウントは残っていますが、いつ消されるかわからないので、今のうちに観ておきましょう。

あわあわシャンポッポ (キッズステーション, 2017)

子供向けということで、かなりテイストが控えめではありますが、そこかしこにAC部の成分が含まれています。
大人が見てもクリエイティブでお風呂に入りたくなります。AC部は子供向け向いているのではないでしょうか。

ボブネミミッミ (2018)

【流行るかな?】エイサイハラマスコイ踊りまとめ | ポプテピピック | 特別映像

【新コーナー】ボブネミミッミ 未公開声優ver. | ポプテピピック | 特別映像

New Tribe(Powder、2019年)


AC部のミュージックビデオはその歌詞と関連したものが多いですが、この曲はインスト音楽。
この音楽からなぜ会社をやめようか迷うOLの話になるのか、なぜその辞表届を市場の男たちが出荷しているかは本当に謎。
ですが、曲の緊張感となぜかマッチしている部分もあり、不思議です。
AKIRAのパロディ多し。

愛す(クリープハイプ、2019年)


AC部全開の作品。
歌詞を使って物語を進めていますが、付け加えすぎてわけわからない方向に進みます。
「ネズミ装着」の変身シーンで頭にカチューシャを突き刺すシーンが最高だと思います。

このMVが結構好きで何度も観ていますが、何回も観ていると普通に泣けます。

第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 PR Clip Full Ver.(2020年)


総務省、外務省をはじめとする錚々たる後援団体を持つ、新千歳空港国際アニメーション映画祭のPR動画。
しかし手加減をせず、いつものAC部を発揮してくれました。

Sugar Foot (ft. Jon Anderson, Prairie WWWW)(Battles 、2020年)

アメリカのエクスペリメンタル・ロック・バンドのBattlesのMV。
日本への来日公演の経験もあるバンドです。
前衛的な音楽に合わせて、昭和テイストのロボットアニメに無理やり純和風な成分を混入したアニメーションが展開されます。
なぜかとても合っています。

ドレミのうた – インヴェンション(坂東祐大、2021年)

東京芸大を首席卒業された日本の作曲家、坂東 祐大 氏の作品。
米津玄師や嵐、宇多田ヒカルの編曲や、アニメや映画・ドラマの楽曲担当するなど、幅広い活動をされています。
ドレミの歌はタイトルに反してかなり前衛的。
それに追い打ちをかけるように、AC部の情報量が多すぎる謎のアニメーションが展開されます。
音楽として、動画としてどのように愉しめばよいのか、とても難しい作品。

明日をまもるナビ「ヒビノくんの日々の暮らし」シリーズ (2021)

2011年に起こった東日本大震災を受けて2012年-2021年まで『明日へ』という情報・ドキュメンタリー番組がNHKにて放送されていましたが、
その後番組として2021年から放送されたのが、『明日をまもるナビ』。
日本のNHKの災害関連番組というとても真面目な番組のなかで、AC部が地震対策をテーマにしたアニメを制作しました。

NHKということもあり、少しきれいな雰囲気を感じます。
しかし、震災に関する真面目な番組で放映するにはかなり攻めた内容であることは事実。

第1話 ワンルーム

第2話 キッチン

第3話 赤ちゃんのいるリビング

HAPPENING(group_inou、2023年)

AC部と関わりが深いgroup_inouは2016年に活動休止をしましたが、その後2023年にこの曲とともに突如復活を果たしました。
group_inouのエレクトロサウンド+理解が難しい歌詞は、やはりAC部と親和性が高いことがわかります。

AC部の公式サイトでは、MVの各シーンを任意の速度で観察できる機能がありますので、必見です。

大山 悠二

31歳、独身。中学生の頃から主に現実逃避のために漫画を読んできた。詳しいジャンルは00年代の萌え系、異世界系など。

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