忍者漫画の傑作『バジリスク』の魅力

みなさんは忍者、好きですか?

今回は元祖・忍者漫画『バジリスク』について、3つの魅力を綴っています。
「名前は知ってるけど、読んだことなかったな」という方は、ぜひご参考に!

①『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』5巻完結ですぐ読める!

『NARUTO』が72巻+外伝なのに対して、こちらはたったの5巻!
ですが、見応えのある忍術合戦や心情描写が詰まった濃い内容です。
上・中・下でも発売されていて、多忙な方にもお薦めの作品です。

②至高の原作!愛し合う2人・忍者の生き方・秘術殺戮合戦

原作は1959年に山田風太郎氏の『甲賀忍法帖』で、チーム対抗の能力バトルを扱った日本の漫画/アニメ作品の始祖とも云われています。

物語は、慶長19年、徳川家康が3代将軍の世継ぎを決めるため、甲賀、伊賀という忍法の2大宗家に厳命を下すことに始まります。その内容は、10人対10人の忍法殺戮合戦を行わせ、生き残った方にそれを賭けるというものでした。和平を望み、愛し合う両里の頭(かしら)「朧」と「弦之介」、忍びとしての生き方を全うしようとする仲間、秘術を使った苛烈な戦いなど、見どころ満載です!

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(cited from バジリスク〜甲賀忍法帖〜(1)(ヤングマガジンコミックス)Kindle版)

③ロマン溢れる秘術の数々!瞳術の原点

『NARUTO』の影響で認知されるようになった「瞳術」。

眼を通して発動する術ですが、この作品でも登場します。
原作は60年前ですので、これが原点かもしれませんね。
その他、登場する秘術は力技に加えて不死や毒など様々。
術者同士の相性などもあり、まさに「お見事!」な合戦です。

 

おまけ:映画は?続編は?パチンコは?

映画『SHINOBI -HEART UNDER BLADE-』を15年ぶりに鑑賞しました。
一般では辛口レビューが多い印象を受けますが、個人的には好きな作品です。
漫画と若干ストーリーは異なりますが、これはこれでアリだなという感想です。
(e.g. 伊賀甲賀の対決人数を5対5に減らしていたり、結末が異なっていたり etc.)
主役の仲間由紀恵さん/オダギリジョーさんが好きなので、少々甘めです。

あと、ベタですが、副題:忍=ハートアンダーブレードもにくいです!
(どこかの物語シリーズを思い出しちゃいますね)

漫画の続編は、『バジリスク〜桜花忍法帖〜』が発売されています。
こちらは辛口レビューになりそうですが、別の記事としてご紹介予定です。
アニメやパチンコでも人気の作品ですので、機会があればチェックみてください!

Nico, 編集長

マンガ好きの両親から生まれたマンガ狂い。欧州最大級のカルチャーイベントで運営・通訳を経て、『ComicAddict』の編集長に就任。

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