二宮和也が体現する一押し漫画の世界!その卓越した演技力に迫る
二宮和也さんは、その高い演技力で数々の漫画原作の実写作品に出演し、原作ファンからも高い評価を得ています。今回は、二宮さんがこれまで演じてきた漫画原作の作品を、原作の内容を具体的に盛り込みながらご紹介します。
Highlights
二宮和也の演技力、その魅力とは?
二宮和也さんの演技の魅力は、シリアスな役からコミカルな役まで幅広い表現力!そしてどんなキャラクターでも自然に演じきる演技力です。彼が演じるキャラクターたちは、原作の魅力を最大限に引き出し、観客を作品の世界へと引き込みます。
また、二宮さんは、原作の世界観を尊重し、キャラクターの内面を深く理解することで、原作ファンも納得のいく演技を披露します。彼の演技は、原作の魅力をさらに引き出し、作品をより深く楽しむための鍵となるでしょう。
『 GANTZ』

– 死と再生、人間の本質を描くSFアクション(2011年)
奥浩哉先生の人気漫画「GANTZ」を実写映画化した本作で、二宮さんは主人公の玄野計を演じました。
原作は、死んだはずの人々が謎の球体「GANTZ」に召喚され、異形の「星人」たちとの戦いを強いられるというストーリー。緻密でリアルな画力は、本作の大きな魅力の一つです。特に、星人やメカニックのデザイン、そして戦闘シーンの迫力は圧巻です。また、東京の街並みや人々の描写も非常にリアルで、物語の世界観に説得力を持たせています。

二宮さん演じる玄野は、平凡な大学生でありながら、GANTZの過酷なミッションを通して、生きることの意味や人間の本質について深く考えさせられるキャラクターです。原作の持つ独特な世界観や激しいアクションシーンが、二宮さんの迫真の演技によって見事に再現されています。
『暗殺教室』

– 異色の先生と生徒たちの絆を描く学園コメディ(2015年、2016年)
松井優征先生の人気漫画「暗殺教室」を実写映画化した本作で、二宮さんは謎の超生物・殺せんせーの声を担当しました。原作は、地球を破壊すると宣言した殺せんせーが、椚ヶ丘中学校3年E組の担任となり、生徒たちが彼を暗殺しようと奮闘する物語です。
殺せんせーは、生徒たちに暗殺の技術を教えながら、同時に彼らの才能を引き出し、成長を促していきます。生徒たちは、戸惑いながらも殺せんせーとの奇妙な学校生活を通して、友情や努力の大切さを学んでいきます。「才能の種類はひとつじゃない」と教え、彼らの個性を尊重します。また、「生きる」ということに対して真摯に向き合う殺せんせーの姿は、読者の心を打ちます。

二宮さんは、殺せんせーの独特な口調やユーモラスなキャラクターを見事に演じ、作品に深みを与えました。映画版1作目では、当初、殺せんせーの声優を誰が演じているのかは伏せられた状態での発表、、映画のエンドロール上で、殺せんせーの声優を殺せんせー自ら二宮さんに書き換えるシーンは個人的にはとても印象的です。
また、卒業編では、殺せんせーの過去の姿・死神役も演じ、二役を見事に演じ分けました。
『【推しの子】』

– 芸能界の光と闇を描く衝撃作(2024年、2025年)
赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生による人気漫画「【推しの子】」。
芸能界の裏側をリアルに描き出し、読者に衝撃を与えた作品です。アイドル、俳優、YouTuberなど、現代のエンターテイメント業界を舞台に、人間の欲望や葛藤、そして愛憎を描いた本作。
衝撃的な導入と予測不能なストーリー展開
物語は、人気アイドル・星野アイが、自身の「ファン」に殺害されるという衝撃的なシーンから始まります。さらに、アイの双子の子供として転生したアクアとルビーが、それぞれ復讐と夢を抱きながら芸能界で生きていくという、予測不能な展開が読者を惹きつけます。アイドル、俳優、YouTuberなど、各分野の芸能人の苦悩や葛藤、そして成功への執念がリアルに描かれ、読者はエンターテイメント業界の光と闇を目の当たりにします。
読者の心を揺さぶる深いテーマ性
本作は、単なるエンターテイメント作品としてだけでなく、人間の欲望や葛藤、そして愛憎といった深いテーマを扱っています。
- 「推し」とは何か、
- ファンと芸能人の関係性、
- SNS社会における誹謗中傷の問題など、
現代社会が抱える問題点も鋭く指摘しています。

二宮さんが演じるカミキヒカルは、物語の核心に迫る重要なキャラクターであり、その複雑な内面をどのように演じるのか、是非ご注目ください。2024年にPrime Videoにてドラマシリーズが配信、2025年には映画「【推しの子】-The Final Act-」が公開です。
『イクサガミ』

– 江戸を舞台にした時代劇アクション(2025年)
2025年11月Netflixにて配信予定の本作は、江戸を舞台にしたSF時代劇です。
時代劇×サバイバルゲームの斬新な設定
本作の舞台は、明治11年。武士の時代が終わりを迎え、新たな時代が幕を開けようとする日本です。そんな中、京都・天龍寺に集められた292名の志士たちが、莫大な賞金を懸けた命がけのサバイバルゲーム「蠱毒(こどく)」に参加します。木札を奪い合い、東京を目指すというシンプルなルールながら、参加者たちはそれぞれ異なる過去や目的を持ち、欲望と葛藤の中で戦いを繰り広げます。時代劇とサバイバルゲームを融合させた斬新な設定は、読者の心を掴んで離しません。
個性豊かなキャラクターたちの人間ドラマ
主人公の嵯峨愁二郎は、妻と子を救うために「蠱毒」に参加した元人斬り。彼をはじめ、元新選組隊士、元忍、アイヌの弓使いなど、個性豊かなキャラクターたちが多数登場します。彼らは、戦いの中でそれぞれの過去や信念を露わにし、人間関係が複雑に絡み合っていきます。生き残りをかけた戦いの中で生まれる友情や裏切り、愛憎劇は、読者の心を揺さぶります。
圧倒的なアクションシーンと緻密な時代考証
本作の魅力の一つは、迫力満点の殺陣シーンです。剣術、弓術、体術など、様々な武術を駆使した戦闘シーンは、息をのむ美しさと迫力で描かれています。また、明治初期の時代背景や風俗も緻密に描かれており、歴史ファンも楽しめる作品となっています。当時の社会情勢や人々の生活が、物語に深みを与えています。
原作は、江戸時代を舞台に、神を名乗る存在「イクサガミ」と、それに立ち向かう人々の戦いを描いた作品です。二宮さんが演じる槐(えんじゅ)は、物語の鍵を握る重要なキャラクターであり、その存在が物語にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

当作は岡田准一さんが監督をすることでも注目を集めています。本格的な殺陣も楽しみな作品!是非原作を読んで配信開始を待ちましょう!!
二宮和也さん(槐 役)の作品に対するコメント
※以下、株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部の記事の引用となります。
最初にお声をかけて頂いた時、「岡田准一プロデューサー!?」と思わず声が出たのを覚えております。
時代モノ+岡田准一….かなり激しいアクションが要求されるのでは?と二の足を踏んでいたら岡田プロデューサーから「大丈夫。お前は戦わない。喋ってて」と言われスッと現場に向かう事が出来ました笑
二宮も皆様と同じ様にこの作品のファンなのでどの様な活劇になったのか!?配信を待ちたいと思います!
二宮和也さんは、数々の漫画原作の実写作品で、その卓越した演技力を発揮してきました。彼の演技は、原作ファンだけでなく、多くの観客を魅了し、作品を成功に導いています。今後も、二宮さんがどのような漫画原作の作品で、どのようなキャラクターを演じるのか、目が離せません。
[1]奥浩哉、『GANTZ』、集英社、(ヤングジャンプコミックス)
[2]『GANTZ』、監督:佐藤信介
[3]松井優征、『暗殺教室』、集英社、(ジャンプコミックス)
[4]『映画 暗殺教室 卒業編』、監督:羽住英一郎
[5]赤坂アカ×横槍メンゴ、『【推しの子】』、集英社、
[6]『【推しの子】-The Final Act-』、監督:スミス、松本花奈
[7]原作:今村翔吾、漫画:立沢克美、『イクサガミ』、講談社、(モーニングKC)
[8]監督:藤井道人『イクサガミ』