名言まとめ!『3月のライオン』

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『3月のライオン』は、羽海野チカ先生による人気漫画作品で、将棋を題材にしたヒューマンドラマです。


Highlights

  1. 『3月のライオン』の魅力!
  2. 1〜5巻名言まとめ!
  3. 6〜10巻名言まとめ!
  4. 11〜15巻名言まとめ!
  5. 16〜17巻名言まとめ!

『3月のライオン』の魅力!

1. 深く繊細な人間ドラマ

主人公の桐山零は、幼い頃に家族を失い、孤独を抱えながら将棋の世界で生きています。作品では、零だけでなく、彼を取り巻く人々、例えば川本家の三姉妹や将棋棋士たちの葛藤や成長が丁寧に描かれています。登場人物それぞれの心の機微が繊細に表現されており、読者の心を深く揺さぶります。

2. 将棋の世界の描写

将棋の対局シーンは、単なる勝負の描写にとどまらず、棋士たちの心理戦や人生観が垣間見える深いドラマとして描かれています。将棋を知らない読者でも、その熱気や奥深さを感じられるような表現がされています。プロ棋士たちの生き様を通して、勝負の世界の厳しさや人間模様が描かれています。

3. 心温まる日常描写

川本家の三姉妹との交流を通して、零が徐々に心を開いていく様子が温かく描かれています。日常の何気ない出来事や食事のシーンなどが、丁寧に描写されており、読者の心を癒します。孤独を抱える零にとって、川本家は心の拠り所となり、読者にとっても温かい居場所のように感じられます。

4. 美しく詩的な表現

羽海野チカ先生の繊細な絵柄と、詩的な言葉遣いが、作品の世界観をより一層深めています。登場人物の心情や風景描写などが、美しく表現されており、読者の感性を刺激します。心に響く名言が多く、読者の心を深く揺さぶります。

5. 多様なテーマ性

孤独、家族、友情、成長、喪失など、普遍的なテーマが扱われており、読者自身の人生と重ね合わせて共感できる部分が多いです。将棋という特殊な世界を舞台にしながらも、普遍的な人間ドラマが描かれているため、幅広い読者に響く作品です。


1〜5巻名言まとめ

幸田「まいったな…こんな時だっていうのに天気の話しか出てこんとは」1巻1話

零と養父の幸田の試合のシーン。二人のギクシャクした距離感を表すかのような一言。

 

二階堂「水くさいぞ桐山ァァァァ親友だろ!?」1巻2話

将棋仲間、二階堂の登場シーン。小学生の頃から将棋大会で対局していた二人の関係性が現れる1シーン。積極的な二階堂に対して、どこか距離を取りたがる零。この時はまだどこか一方通行な印象です。

 

零「もうちょっとここにいよう…」1巻6話

亡くなった母を偲ぶひなたに零が声を掛けるシーン。零自身も亡くなった家族に想いを馳せるのが印象的です。

 

二階堂「「一手損角換わり潰し」の特効薬………二階堂ワクチンを」1巻8話

零と将棋の研究をする二階堂。キメ顔のこのセリフが必殺技を考える少年のような無邪気さに溢れます。

 

幸田「……君は 将棋 好きか?」1巻9話

零の家族の葬儀での幸田のセリフ。この一言から零は棋士を目指すこととなる。

 

林田先生「--じゃないな 多分この場合は 「おのれ」に勝つ…だな」2巻12話

連敗した零を励ますシーン。零のメンタル面を気を使った上で励ます林田先生のワードチョイスが刺さります。

 

ひなた「うちにおいでよっ 一緒にご飯食べよ?」2巻12話

元気無さげな零を励ましたい。元気になってほしい!という率直なひなたの思いが溢れる1シーン

 

零「でも 多分 「逃げなかった」って記憶が欲しかったんだと 思います」2巻13話

プロ野球選手を目指す高橋くんからのストレートな質問に対し、舞台は違えどプロとして活躍する零が真摯に考えを伝えるシーン。

 

二階堂「カッコつけんな桐山っっっ!!!」2巻14話

連敗した桐山の試合中継を解説する二階堂からの熱いメッセージ!「「潔い」と「投げやり」は違う!自分を大事にしろ!」と言う熱いエールに珍しく子供っぽい反応してしまう零。二階堂との関係性ならではという印象です。

 

零「みんな俺のせいかよ!?じゃどーすりゃよかったんだよっっ」2巻21話

将棋の他に道がなかった零は、中途半端な他の棋士への怒りを募らせます。将棋の世界の厳しさを表すような1シーン。

 

零「ぼくはバカだ ぐるぐるぐるぐる考えて --でも結局自分のことばっかだ」3巻22話

年末に風邪をひいてダウンする零。幸田やあかりにも心配をかけてしまいまだ子供だということを自覚させられるシーン。

 

あかり「あなたがいてくれなかったら 私きっと今ここでひとりっきりで これ片付けながら多分泣いちゃってたわ」3巻22話

亡き母との思い出に思いを馳せるあかり。寂しさが滲み出る一言。

 

島田八段「やれやれ…やっとこっち見たな」3巻27話

島田八段の初登場シーン。サブキャラかと思いきや、めちゃ渋くてカッコ良い。周りが見えなくなっている桐山を見透かし、圧倒するシーン。

 

林田先生「一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ --でないと実は誰もお前にも頼れないんだ」3巻32話

何でも一人で抱え込もうとする零に、力を借りることの大切さを教えるシーン。めっちゃ先生っぽい!

 

二階堂「出るさ 絶対にタイトルに挑戦する そう決めている そう思わないでどうしてやっていける」4巻34話

より具体的に将来のビジョンを描く二階堂に驚く零が印象的なシーン。早くそんな未来を見てみたい!って思わせてくれるような未来を手繰り寄せるセリフ!

 

島田八段「「生きてる」って気がするぜぇ」4巻42話

獅子王戦で宗谷名人と対局する島田八段。胃の痛みと戦いながらも攻めの姿勢を崩さず、その表情も印象的。

ひなた「後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ だって私にしたことはぜったい間違ってなんかない!!」5巻52話

学校でのいじめで親友のちほちゃんが転校してしまい、自身もいじめのターゲットになってしまうひなた。しかし、いじめに立ち向かうこの一言に心が震えるワンシーン。

 

零「約束する 僕がついてる 一生かかってでも僕は君に恩を返すよ」5巻52話

ひなたの一言で過去の自分が肯定され、救われたと感じる零。一方で、いじめに苦しむひなたに寄り添い力になることを誓うシーン。

 


6−10巻名言まとめ

そめじ(おじいちゃん)「友達を助けたんだ‼︎胸をはれ‼︎」6巻54話

ちほちゃんを助けたひなたを擁護するおじいちゃんとのやりとり。間違っていないと心強い後ろ盾になる一言です。

 

高橋くん「昼休みとか困ったらキャッチボールしよう」6巻56話

いじめられるひなたにかけた一言。息が詰まる教室から連れ出し居場所を作る高橋くんがめちゃめちゃカッコよく見えます!

 

二階堂「将棋でまで弱い人間扱いされたらもうボクはどこで生きて行ったらいいんですか!?」6巻61話

難病で将棋以外に生き甲斐を見出すことができない二階堂が島田に将棋で手加減された時のワンシーン。将棋にかける思いが汲み取れる一言です。

 

ひなた「行かなきゃダメな気がする…でないとこの先ずっと何年も大人になってからも後悔しそうな気がする…」6巻62話

いじめで孤立するひなたの修学旅行直前での一言。どんな状況でも後悔しないような道を選ぶ姿に背中を押されます。

 

零「何だろうこれ…いったいぼくはいつの間に出たんだ?--こんな明るいところに……」7巻66話

新人戦を終えた零を祝う部活の仲間との時間。孤独に辛い時期を過ぎしていた零の環境が好転し、幸せを感じる余裕ができてきたシーンでの一言。この後日記を買いに行くシーンも印象的です。

 

ちほ「夏休み遊びに来ませんか --待っててもいい?」7巻70話

いじめがきっかけで引っ越したちほちゃんからの手紙。離れてからもひなたのことを思うちほの会いたいという気持ちが強く現れる一言。

 

宗谷名人「そういうもんだよ」8巻75話

宗谷名人との記念対局で敗れた零。言葉を交わすでもなく、一手の誤りを棋士の直感的に感じた零とそれに関する宗谷名人の一言。

 

ひなた「いい夜だねぇ…れいちゃん私こういうのがいいな…こういうのが大好きみたい」8巻83話

お祭りで出店する三日月堂。多くの人の笑顔に囲まれたひなたの一言。将来のビジョンが徐々に具体化するシーン。

 

あかり「もしもーし 甘らかされたいヒトはいますかぁ?」9巻86話

受験勉強に励むひなたの夜食を作るあかり。川本家伝説の「甘やかしうどん…」お腹が空きますね…。

 

零「僕はひなたさんとの結婚を考えています だから他人事なんかじゃないんです!!」10巻104話

無理矢理寄りを戻そうとする父に待ったをかける零。突然の結婚宣言に一同を驚きの渦に巻き込みます。

 

林田先生「好きな女の一大事に「空気読んで何もできませんでした」じゃ 男に生まれた意味がねーだろ!!」10巻104話

ひなたやあかりを守りたい零について陰ながら支援する林田先生。背筋が伸びる一言です。

 


11−15巻名言まとめ

零「先生 婚約ってどうやったらいいんでしょうか」11巻105話

ツッコミ要素しかない発言をする零に吹き出し固まる林田先生。11巻冒頭からこのハトが豆鉄砲を喰らったような表情が堪りません。

 

あかり「--こんなに気持ちのいい日曜日なんだもの…全部終わりにするならこんな日だよね」11巻112話

父との決別を決心するあかり。穏やかな日曜日と決心の重さの対比がチグハグで強く印象に残る一言です。

 

零「……まいったな……ほんとに…何だこれ…どーすればいいんだ?」12巻18話

プールで遊ぶひなたを見てただただ照れる零。惚気過ぎてこっちが照れる。

 

二階堂「経験で著しく劣る分 せめて 気持ちだけでも当たり負けしてはならんと思ってな」13巻129話

宗谷名人にも負けずに決勝で桐山と対局することを目指す二階堂は、プロとして負けん気をたぎらせる!その心意気は見習いたいところです!

 

島田八段「ま 次は先生のおごりって事で」13巻129話

酒の席でやらかす林田先生。そしてイケメンすぎる島田八段。対比がつらい!

 

そめじ(おじいちゃん)「頑張るのは立派だが自分のことは自分でちゃ〜んとそれぞれが守らんと」13巻130話

頑張り過ぎているあかりを心配するシーン。社会人ってそうですよねって共感できる一言。ほんと無理せずにっ!って思いますよね!!

 

神宮寺会長「今でも夢にみるよ 女房の夢だって見た事ねえのにな」13巻134話

神宮寺会長が過去の宗谷名人との対局を思い出しての一言。真剣勝負で戦ってたからこその1シーン。

 

滑川「こんな風にたくさんの人生の最後を見送ってきているのに どうしてもっと切迫感を持って生きられないんでしょう」13巻138話

葬儀屋をする滑川が亡き父を思い、当たり前が当たり前でないことを思い出させる印象的な一コマ。

 

校長「相手あってんことだ100%正解なんてなくて当然!!そん時ゃあ誰が相手でも全力でぶつかりゃいいだけって事よ」14巻150話

いいことを言っているようで闇落ち笑笑

 

ひなた「きっ 来てくれてうれしいい〜 あ…あとっっ がっ 学校が楽しくて…うれしい!!」14巻152話

同じ高校に通う二人。零にとっては最後の文化祭で終了間際にギリギリ参加となったシーン。ひなたは中学時代のいじめとの対比でより高校生活が幸せなものであることが滲み出る。

 

桐山「ひなちゃん 君が好きだよ」15巻154話

見ているだ幸せをもらえるシーン。

 

田中七段「自分の弱さから目をそらすヤツがするのがウサ晴らし 弱さを見つめる人間がするのが立て直し」15巻160話

弟子が敗戦しても、負けに真面目に向き合う姿勢への信頼が感じられるシーン。

 

林田先生「時間だけは誰にも平等で24時間しかない やらなきゃならんコトの量はそれぞれなのにな」15巻165話

インプットが足りていない零の状況を冷静に分析するシーン。零に限った話ではなく私たちも日々の時間の使い方を大切にしないといけませんね。

 

林田先生「桐山先に言っとく!!そのおにぎりは絶対に手放すな」15巻165話

零が手にした幸せが続くことを望む林田先生の強いメッセージ!しんどい時もそばにいた林田先生だから言えるセリフですね。

 


16−17巻名言まとめ

ひなた「私思うんだ きっとこんな風にね しつこくあきらめきれない気持ちを「向いてる」って言うんじゃないかな」16巻172話

三日月堂を継ぎたいという思いが強くなっているのが伝わるシーン。頑張りたいっていう気持ちが伝わる一コマです。

 

ひなた「おばあちゃんが言ってた「お天気の日ばかりじゃいられないんだから」「かわりばんこにはげまし合って行けばいいんだよ」って」16巻172話

ひなたと零がこれからも一緒に頑張っていくんだなというのが溢れるシーン。本当に応援したくなるような引き込まれる強い言葉です。

 

あかり「おじいちゃん私ね ひなと二人で三日月堂を継ごうと思ってる!! だからこれは自分たちの未来の話でもあるの」16巻175話

自分たちの将来に向けて1歩ずつ進む意思を感じセリフ。

 

零「ひなちゃんに会いたくない時なんて一瞬だって無いから。」16巻177話

零の一途さが溢れ出るシーン。将棋も自分の想いも両方大切にできるようになったんだなと作品の序盤からの変化が滲み出ます。

 

二階堂「泣くのはこわくない 俺がこわいのは泣いた後そのまま立ち上がれなくなる事 ただひとつそれだけだ」17巻180話

零との対局で、努力したが勝てない悔しさがあることと、その悔しさのバネでより努力をする二階堂らしさが滲み出るワンシーンです。

 

二階堂「ああ見た。ジャックラッセルの大群に庭を荒らされる夢をな……」

零の今までの大人びたキャラクターとは裏腹に、子供のような無邪気さのギャップに困惑する二階堂は悪夢にうなされます。

 

二階堂「長生きしたいって 改めて思いました」17巻185話

零との対局が楽しく、もっとこの時間を楽しんでいたい、将棋を極めたいという二階堂の願いが現れた一言。

それに返答する島田八段の「ずっと殴り合い続けようぜ 盤上で」というセリフもたまらなくカッコ良いです。

 

師匠「あの子の心は火の玉だ 「戦いたい」と訴えとる なのに「座して死を待て」と? その方がよっぽど酷だよ… 開」17巻185話

将棋に魂を燃やす二階堂に生きる場を与える一言。自分らしく生きることへの本質を考えさせられるワンシーンです。

 


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[1]羽海野チカ 、『3月のライオン』、白泉社、〈ジェッツコミックス、ヤングアニマルコミックス〉

まよまよ

新潟出身の漫画中毒めがね。コアでニッチな漫画が割と好き。猫と暮らす。

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