【不良・喧嘩漫画】新巻発売記念!『OUT』の魅力&キャラクター紹介

実写映画化で人気に拍車がかかった『東京卍リベンジャーズ』が完結し、不良を題材にした漫画の世代交代が進む中で注目の『OUT』をご紹介。個性的な主要人物たちを中心に作品の魅力をお届けします!


Highlights

  1. 『OUT』はどんな漫画?
  2. 主人公は狛江の狂犬 – 井口 達也
  3. キュートなカリスマ総長 – 丹沢 敦司
  4. 老け顔を気にする副総長 – 安部 要
  5. バトルジャンキー特攻隊長 – 長嶋 圭吾
  6. トラブルメーカー遊撃隊長 – 田口 勝
  7. 碧眼の親衛隊長 – 目黒 修也
  8. 凶悪ブラザーズ – ゲバラ三兄弟
  9. 爆神蜘のヘッド – ワンパンのハルケン
  10. 可愛くて勇ましいヒロイン – 皆川 千紘
  11. Bonus Track

『OUT』はどんな漫画?

OUT』は2012年から秋田書店の『ヤングチャンピオン』で連載されている、みずたまこと先生の不良漫画。原作担当の井口達也先生の実体験を基に、少年院から出所した主人公が西千葉を拠点とする暴走族と出会い、更生生活中に様々な抗争に巻き込まれていく姿を描いています。暴力的な描写が多いため好みが分かれますが、刺激を求めている方にはおすすめの作品です!

巻を追うごとに激化する不良漫画 [1]

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狛江の狂犬 – 井口 達也

本作の主人公は「狛江の狂犬」として名を馳せ、地元の暴走族「狛江愚連隊」の特攻隊長だった井口達也(いぐち たつや)。抗争中に逮捕されたことで少年院に入れられ、半年後に出院。保護監察官の監視下で地元から離れて生活するところから物語は始まります。出院初日に暴走族「斬人(きりひと)」の副総長と喧嘩後に意気投合して親友になり、総長とも交流を深めていきます。性格は短気でお調子者。更生中のため、喧嘩を避ける努力をしつつも、大切な人のためには危険を冒すポリシーを持っており、筋トレを欠かさず戦闘力が高いのが特徴です!

保護委託中のトラブルはアウト [2]
それでも喧嘩してしまう生粋の不良 [3]


キュートなカリスマ総長 – 丹沢 敦司

小柄で中性的な顔立ちながら圧倒的な戦闘力とカリスマ性を兼ね備える斬人の7代目総長、丹沢敦司(たんざわ あつし)。無邪気な性格で、親しい人たちからは「あっちゃん」と呼ばれ慕われていますが、敵には容赦せず、暴走族の総長らしい残酷な一面も持っています。

とってもカワイイ総長 [4]
スイッチが入ると豹変 [5]


老け顔を気にする副総長 – 安倍 要

188cmの高身長と強靭な肉体に加えて老け顔のため、実年齢より年上に見られがちな斬人7代目副総長、安部要(あべ かなめ)。出院初日に達也と喧嘩して親友になり、共に筋トレを楽しむ仲になります。普段は土木作業に従事し、見かけによらず律儀で優しい性格です!

17歳には見えない風貌 [6]
敵にも優しい副総長 [7]


喧嘩好きの特攻隊長 – 長嶋 圭吾

180cmを超える長身でメガネがトレードマークの寡黙な斬人7代目特攻隊長、長嶋圭吾(ながしま けいご)。幼少期から剣道を習い、中学時代は全国レベルの実力者。木刀の技術が優れていますが、使用は多対戦のときだけと決めています。無類の喧嘩好きで、喧嘩衝動が高まると折り鶴を折る特殊な癖があり、メンバーの喧嘩にはいち早く駆けつけるため、仲間からの人望も厚いです!

木刀で敵を薙ぎ倒すバトルジャンキー [8]

トラブルの多い遊撃隊長 – 田口 勝

柔道経験者で、力強い喧嘩スタイルが特徴の斬人7代目遊撃隊長、田口勝(たぐち まさる)。気性が荒いトラブルメーカーですが、斬人と丹沢への忠誠心が人一倍強いのが特徴。重要な場面で悪知恵を働かせて敵や味方を欺き、物語を動かしていくキーパーソンです。

総長ナメるべからず [9]

碧眼の親衛隊長 – 目黒 修也

金髪のオールバックとサングラスが特徴の斬人7代目親衛隊長、目黒修也(めぐろ しゅうや)。複雑な家庭で育ち、幼馴染の田口とは親友関係。冷静沈着で、トラブルメーカーの田口の面倒をよく見ています。サングラスを外した眼は青色で、周囲から「青目の目黒」として恐れられていたほど喧嘩の腕前は抜群です。

友人思いで気さくなナイスガイ [10]

凶悪ブラザーズ – ゲバラ三兄弟

流山を拠点とする暴走族「爆羅漢(ばくらかん)」のトップ3、下原三兄弟(通称:ゲバラ三兄弟)。斬人を手中に収めるべく登場した強烈なキャラクターです。長男は爆羅漢のヘッドを務める下原 一雅(しもはら かずまさ)。表の顔は大手建設企業の社長の跡取り息子で、常に微笑みを浮かべ物腰は柔らかいですが、敵や作戦に失敗したチームのメンバーに執拗な拷問を加える危険人物です。

屈強な敵を笑顔で踏みつける長男 [11]
次男は身長が2m近くある坊主頭で巨漢の下原孝二(しもはら こうじ)。過去に兄の一雅に鋏で口の端を複数箇所切られた傷があり、口元をバンダナで隠しているのが特徴。見かけによらずフットワークが軽く、蹴り技も得意なバトルジャンキーです!
身長188cmの要を超える怪物 [12]

三男は逆立てた金髪と獣の口を模したマスクが特徴の下原賢三(しもはら けんぞう)。チームのメンバーに行き過ぎた拷問を行う兄を制止したり、冷静沈着な性格でメンバーからの人望も厚い人物です。一方で、巨大スパナを使い敵を襲撃したり、躊躇なく車で敵に衝突するなど、合理的で冷酷な一面も持ち合わせてます。

クレバーで凶悪な三男 [13]

爆神蜘のヘッド – ワンパンのハルケン

西千葉の暴走族「爆神蜘(ばくしんち)」の総長、春川剣一郎(はるかわ けんいちろう)。巨体から繰り出すパンチは強力で「ワンパンのハルケン」として有名な人物。意に沿わない人間を拷問し、倒した相手の生爪を剥いでコレクションする異常な趣味を持っています。

腕を負傷しても凶器にして復活 [14]

可愛くて勇ましいヒロイン – 皆川 千紘

斬人5代目総長の妹で、18歳のスレンダーな美人。兄が命を落とした「ヤングボウル」でフロア主任を務めており、不良同士の揉めごとを禁止しています。男勝りな性格で、揉めごとを起こしかけた達也に初対面でビンタを喰らわせた本作のヒロインです。

凄惨な過去を持つ可憐なヒロイン [15]

Bonus Track – 最新巻の見どころは?

最新の26巻では、更生生活を送る達也の担当保護司の過去が明らかになったり、刑事の視点でヤクザや不良が深く語られますが、刺激を求める読者にとっての見どころは達也とハルケンの喧嘩です!実力者同士の争いをぜひ見届けてください。

達也 vs.ハルケンに注目! [16]

以上、『OUT』の作品紹介でした。
気になった方はぜひ読んでみてください!


画像引用元:
[1] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2012、cover
[2] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2012、p.42
[3] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2012、p.45
[4] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 2 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.159
[5] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 3 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.10
[6] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 1 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2012、p.27
[7] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 2 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.136
[8] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 4 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2014、p.86-87
[9] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 7 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2015、p.131
[10] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 8 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2015、p.112
[11] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 3 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.137
[12] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 2 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.92-93
[13] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 2 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.178
[14] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 25 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2023、p.184-185
[15] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 3 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2013、p.25
[16] 井口達也 (原作)、みずたまこと (漫画)、OUT 26 (ヤングチャンピオン・コミックス) Kindle版、秋田書店、2024、cover

Nico, 編集長

マンガ好きの両親から生まれたマンガ狂い。欧州最大級のカルチャーイベントで運営・通訳を経て、『ComicAddict』の編集長に就任。

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